
福岡空港の運営会社、福岡国際空港が12日発表した2026年3月期単体決算は、純損益が56億円の黒字(前期は10億円の赤字)となり、19年4月の民営化後、初の通期黒字を達成した。
黒字転換の要因として、第2滑走路の供用開始による発着枠の増加や、インバウンド(訪日客)需要の好調が挙げられる。旅客数は国内線、国際線ともに過去最多を記録した。
売上高に当たる営業収益は前期比21%増の710億円と過去最高を更新。増改築した国際線ターミナルビルでは、免税店や飲食店の売り上げが堅調に推移した。
旅客数の内訳は、国内線が4%増の1944万人、国際線が10%増の939万人で、いずれも過去最多となった。
田川真司社長は福岡市で記者会見し、日中関係悪化の業績への影響について「便数は半減したが、需要自体は一定程度ある。決して拡大しているわけではない」との認識を示した。